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大阪のランドマークとなる
西日本最高8階建 都市木造マンション
都島プロジェクトは、大阪城北側敷地に建つ、低層1-3階を鉄骨造、上階4-8階を純木造とした地上8階建て混構造共同住宅・オフィスです。4階木造部分は2時間耐火構造を採用しており、木造軸組構造に、CLT耐震壁を採用した建物です。
LOCATION
大阪城を眺望できる立地
都島プロジェクトの敷地は大阪城の北側、寝屋川と大川に挟まれたところに位置し、南側からは大阪城が望めます。敷地のあるエリアは、OBPなど市内でも有数のビジネスエリアに隣接し、大阪城公園ほか様々な施設があり、市民の憩いの場としても親しまれています。
SUSTAINABILITY
環境への想い
木造の主要な構造部材(柱・梁、ブレース)に使用するLVLには国産カラマツ材を、耐震壁や床の一部に使用するCLTには国産杉材を使用します。国産木材を活用することによって、日本の森林環境に貢献すると同時に、低炭素化に貢献します。使用木材は379㎥(うち国産材利用量346㎥)で、国産材の炭素貯蔵量(CO2換算)は313t-CO2(※)となります。
環境性能については、省エネルギー基準適合(住宅外皮性能 品格法等級4相当)、大阪市建築物総合環境評価制度(CASBEE大阪みらい)B+ランク取得他、ZEH-M orientedを取得予定です。
※林野庁「建築物に利用した木材の炭素貯蔵量の表示ガイドライン」に準拠した算定方法による
STRUCTURE
上階は純木造に
敷地南北に渡って直径6.8m程の下水暗渠があり、その部分を避けて杭を配置しています。 杭基礎への荷重負担を減らすため、1-3階を鉄骨造、4-8階を木造の混構造として計画しています。 上階の木造は軸組構造とし、耐震壁にカラマツLVL(※)のK型ブレースとスギCLT(※)の耐震壁を採用しています。
※LVL= Laminated Veneer Lumberの略称
※CLT= Cross Laminated Timberの略称(JASでは直交集成板)
CLT耐震壁を用いた木造軸組構造
木造の軸組構造に使う耐震壁にLVLのK型ブレースとCLT耐震壁を採用しています。 今回採用した木構造にCLT耐震壁を使った事例がないため、梁との接合部の構造的性能を確認する構造実験を行っています。
また耐震要素であるK型ブレースとCLT耐震壁は室内の一部あらわしにして中からも外からも木造感が感じられるようにしています。
オフサイト化した木外壁パネル
外壁には仕上げに薄物ALCを使った大臣認定品の外壁パネルを採用しています。 施工性の向上や可能な限り現場での手間を減らすため、あらかじめ工場で2×4材のパネルを組んで現場に運び込み、取り付ける工法を考えています。
NEWS
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PROJECT DATA
計画概要
建設地: | 大阪府大阪市都島区 |
建築主: | オリオン建設株式会社 |
建築設計: | 山代悟+ビルディングランドスケープ |
構造設計: | 株式会社 U’plan |
構造・防耐火アドバイス: | 株式会社シェルター |
設備設計: | 有限会社 EOSplus+ジーエヌ設備計画 |
施工: | オリオン建設株式会社・株式会社 新宅工務店 特定建設工事共同体 |
主要用途: | 共同住宅・事務所・店舗 |
階数: | 地上8階 |
構造: | 鉄骨造(1〜3F)+木造(4〜8F) |
基礎: | 杭基礎 |
最高高さ: | 27.83m(GLより) |
延床面積: | 2220.89㎡ |
設計期間: | 2021年4月~2022年3月 |
施工期間: | 2022年3月〜 |
補助金: | 令和3年度 CLT活用建築物等実証事業 採択事業(建築設計・構造性能実証) 令和3年度 サステナブル建築物等先導事業(木造先導型) 採択事業(建築工事) |
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